意見が別れるワクチン接種
日本でも進んでいるワクチン接種だが、政府はテレビCM、新聞での全面広告まで出して、ワクチン接種を推進している。
また、マスコミは『海外のワクチン接種でどれだけ感染を抑えられたのか』という論調で政府を後押しするように連日報道している。
先日、河野大臣がネットに出ている陰謀論を否定する内容のブログを更新している。
方や、SNSでは、ワクチン接種に否定的な意見も多い。
嘘か本当がわからないような内容から、医師や専門家の方でも様々な観点から危険視する内容も出ている。
そして、ネット上でも、ワクチン推進派と反対派の対立も出ている。
これに関しては、政治的な主義主張とは異なり、保守派、リベラル派問わず、推進派と賛成派がいるようで、ややこしい対立が生まれて来ている。
私の見解
結論を先に書きますが、私個人としての見解は、
現在の日本でのウイルスの蔓延状況で、
年配の方は、打って良いだろうと思う。
現役世代は職種上、打った方が働きやすいのであれば、接種しても良いだろう。
ただ、年配の方にしろ現役世代にしても、打つ打たないは個人の判断で決めれば良いと思っている。
そして、若年層。特に18歳以下の方は、打つ必要なないと考えます。
そもそも、新型ウイルスに感染してもほとんど死亡しない若い世代が、極々少数とは言え死亡の可能性があり強い副作用のあるワクチンの接種をする必要があるのだろうか。ということ。
わざわざ病気にかかりに行く必要があるのか、100%誰も安全と言っていない若い世代が接種することには反対である。
政府とマスコミの問題
なぜ、ネットを中心に、ワクチンに対して否定的な意見が出て、また陰謀論までが拡散されいるのか?
これは、政府やマスコミの推進の仕方に問題があると感じる。
現時点で、日本ではワクチン接種後に300人以上の死者が出ている。
もちろん、ワクチンとの因果関係ははっきりしていない。
2000万人もの人が接種すれば、その中に直後に死者が含まれることはあるので、公的に発表ができないのも分かるが、その部分も国民には伝えるべきだろう。
2000万人の356人なので0.0015%程度であることを伝えれば良いだろう。
ワクチンに関係なく、日本では一日に3000人以上の人が死んでいるのだから。
(6月前半の接種数、死者数で換算)
また、推進する割には厚労省も安全だとは宣言していない。
また、一例であるが日本産婦人科学科などでは、かかりつけ医に相談して接種することを進め、
『COVID-19 ワクチンは、現時点で妊婦に対して短期的安全性を示す情報が出つつあるが、中・長期的な副反応や胎児および出生児への安全性に関しては今後の情報収集が必要である。現時点では世界的に接種のメリットがリスクを上回ると考えられる。』との見解を出している。
接種は進めているものの、まだなんとも言えない面があるとのことだ。
概ね、医療系の公的な機関や組織なこのような見識である。
インフルエンザワクチンであっても100%安全とは言い切れない。
必ず、後遺症が残る副作用や死者もごくごく少数であるが出ている。
なので、新型コロナワクチンに関しても、100%安全という回答を政府に求めたりはしない。
しかし、国民が心配に感じているこに対して、全く答えてないということ。
ネットに出ているワクチン危険論の中には一定の真実味を帯びているものもある。
米国の専門家(ファウチ氏も)では当初60%〜70%の国民の接種が済めばパンデミックは抑えられると言われていたが今では80%や90%といい始めている。
これは、集団免疫に関して、以前よりもワクチン接種の効果が薄まっているということだろう。
世界が過度にワクチン接種を推進していたが、今では治療薬の有効活用へと動き始めている。
実際に日本でも中外制約がカクテル投与の承認を厚生省に出したところである。
ワクチンだけが唯一パンデミックを抑えられる方法として言われてきたこと自体への不信感も出てきている。
そのような論調がネットでは先行してして出てきている中、未だに政府やマスコミは、ワクチンを打てば感染しないような論調である。
これでは、ネットで情報を得ている若い世代の不信感を拭うことはできないだろう。
正直、テレビで報道されている内容が古く感じている人も多いのではないかと思う。
また、ワクチン接種をしても感染はする。この重要なことをメディアはほとんど伝えていない。
ワクチンを打てば感染しないような感覚の日本人が多いように思う。
ワクチンの基本は、重症化や死亡率を下げる効果があるということだ。これが意味することは、今後も感染者は一定数出て、感染者が出るということは、今後も変異ウイルスが出てくる可能性が高いということでもある。
マスコミ報道にも問題がある。
先日、確かフジテレビのニュースで、東京の65歳以上の新規感染者が一時は20%以上だったが、現在は6.3%となったと報道。
もちろんタイトルには『ワクチン効果?』と『?』付きであるが、明らかにワクチンに効果があるとの趣旨の報道だろう。
グラフを見れば、ワクチンの効果は否定しない。
しかし激減しているのは、3月末から4月上旬であり、ワクチンで激減しているとは思えない。5月以降の10%が6%になっているのはワクチンの効果と思うが、激減した時期の要因に関してはちゃんとした分析をして報道すべきだ。
プライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/202100
また、イギリスやアメリカの感染者数が激減していることがワクチンの効果だったという報道も多い。
しかし、これもグラフと見比べるとワクチンの効果が出る前から激減し始めている。
インフルエンザにしても、大きな波がくれば一定の時期がくると減少する。
ロックダウンの効果もあるだろう。
新型コロナが出てもう1年半である。もう少し、まともな分析が出なきないのかと思う。
ちゃんとした分析で海外の事例などを伝えることで、ワクチンへの信頼は高まるだろう。
それをせず、ただ打て!打て!というCMや報道を見ても、どこか信用できない。
先日の河野太郎大臣のブログを見ても、明らかなデマは否定されているが、他に出ていることに対しては否定している訳ではない。
これでは一度不信感を持った人はそうそう、「じゃぁ、安全だから接種しに行こう!」とはならないだろう。
反対派の問題
単純にソース元を確かめずに様々なはワクチンに対しての危険性を訴えるものが拡散されているのも実情である。
どんなワクチンでも100%安全ではない。
それでもワクチンが推進されるのは、リスクとメリットを天秤にかけての判断である。
交通事故で死者が出るから、世の中から車を無くそう!とはならないのと同じである。
全体的に反対派の数は少数派である。
その為に、必死に「危ない!危ない!」と叫んでいる人も目にするが、こちらもまた明確な根拠もない。
ヒステリックに訴えても、それは逆効果である。
ちゃんと信頼された機関を通して、一定の信頼のあるデメリットの情報が出ていればいいが、そう言ったものがないもの残念なことである。
社会の為、家族の為、仕事で食っていく為にワクチンを打とうとしている人たちに対して、「危ない!危ない!」と批判するのはとても失礼であるとも思う。
もっとも重要なことは、政府とマスコミが正確なそして最新の情報を国民に公表することである。
その上で国民が自己責任で判断できる状態を作ることだろう。
「私は打つ」
「私は打たない」
正しい情報を出せば、多分今以上に意見は二分されるだろう。
しかし、それが今は大切なのではないかと思う。
自己責任だから。
政府は正確な多くの情報を広報せずにワクチンを推進し、数年後に何らかの重篤な副作用が出た場合、政府はその責任を取らされることになる可能性すらあるからだ。
根拠が不十分な状態での推進。
根拠が不明瞭な状態での反対。
これが実態だろうと思う。
ちなみに、私は1〜2年様子を見て打とうかと思ってます。
これから変異ウイルスなが出てくる可能性もあり、その都度、ワクチン接種となる可能性もある。
コロナワクチンに否定的ではないものの、既存のインフルエンザワクチンほどの検証が行われていない状態で、頻繁に打つのは遠慮したいと思う。