先日、尖閣諸島行政標柱完成し近々、石垣市は上陸申請をするとの記事を書いた。
案の定、政府は上陸を認めないとのことだ。
石垣市による尖閣諸島への上陸申請「原則認めない」 加藤長官
加藤勝信官房長官は24日の記者会見で、沖縄県石垣市が計画する尖閣諸島(同市)の字名変更に伴う行政標柱設置のための上陸申請を原則として認めない考えを示した。「政府は尖閣諸島および周辺海域の安定的な維持管理という目的のため、原則として政府関係者をのぞき、何人も上陸を認めない」と述べた。同市から上陸申請があった場合、この方針に従って判断すると説明した。
産経新聞記事より
https://www.sankei.com/article/20210824-LM7VF2JVFJII3N5LPLS24VXZBY/
政府としては、連日、中国船が尖閣に来ている状況で、石垣市議などが上陸すれば、危険であり、また中国を刺激する可能性が高い。
また、上陸したことで中国が日本に対してどのように反応するのかのシミュレーションができていないこともあと考えられる。
さらには、国交正常化の際に、尖閣に関しては棚上げした際の密約があるとも言われている。
これを日本が破ることになるのを恐れている可能性もあるだろう。
もし、石垣市議や市長の上陸許可を出さないのであれば、政府が尖閣を実効支配しなければいけない。
怒りを通り越し、政府自民党に対して、脱力感すら覚える。
尖閣諸島を東京都が買い取る話になり、その後、国有化になったのが2012年。
あれから10年近くの年月が経っている。
しかし、政府は国有化してもなんら尖閣に対して対応を行なっていないに等しい。
尖閣に中国船がやってきた当初は大きなニュースになったが、その後、連日、尖閣に中国公船が○○日連続で航行というニュースが日常化してしまっている。
過去に、多くの指揮者が、中国は、日常化するまで尖閣にやってきて、一歩一歩と侵略して来ると言っていた。
中国は10年50年単位で物事を見ている。
まさにその通りになってきている。
今では100日以上連続で中国公船がやってきても、誰も驚かなくなっており、政府です遺憾砲だけで何もしていない。
もう、今の自民党ではこの国を守りきれない。
正直、米軍も尖閣に対しては守るとは思えない。
台湾や沖縄で有事があれば、一定の関与はあるとは思うが、日本政府が真剣に守ろうという意志がないような島をなぜにアメリカがリスクを犯してまで守る義務があるのか。
尖閣に対しては、今、上陸し実効支配をしなければ必ず中国によって実効支配が始まるだろう。
何より、台湾や沖縄への軍事行動に出る前に、日米の出方を見るには最適なのが尖閣諸島である。
なんらかの人道的な理由をつけて上陸などをして様子を伺ったり、一気に中国によって建造物を作り始める可能性もある。
一度、上陸されて建造物を作り始めたらもう手出しするのは難しくなる。
戦争覚悟で対応しなければならくなるだろう。
最後に、
政府は「尖閣に領土問題はない。」とのスタンスであった。
しかし、このように領土問題として日本人が騒いでいること自体が、中国の策略にハマってるのかもしれない。
すでに手遅れの状況になっている可能性もあるが、日本政府は尖閣を実効支配せよ!