辺野古埋め立て 軟弱地盤サンゴ採捕(移植)不許可
辺野古の埋め立てに伴い、沖縄防衛省が軟弱地盤にあるサンゴ3万5千株を移植するため、昨年12月に申請をしていたが、沖縄県側は2月10日に不許可とした。
理由は、
沖縄県の見解として、現在の埋め立て承認では、埋め立てを継続することが不可能である。
なので、サンゴの移植もだめ!
ということ。
なぜ、埋め立てを継続することが不可能と判断しているのか。
それは、現在の埋め立て承認では、軟弱地盤が想定されていない状況で承認しており、軟弱地盤に伴う設計変更の申請は昨年11月に不許可にしており工事はできない。
ちなみに、防衛省は今回と同じサンゴ移植申請を1年前にも行っていたが県は不承認。
今回は過去の沖縄県の事例などを精査し再申請してた。
防衛省側は、不許可の内容を精査し適切に対応するとのこと。
県側が過去の事例などと比べ、明らかにダブルスタンダードであれば、裁判となるだろう。
那覇空港第二滑走路や泡瀬干潟など、昨今、大規模な埋め立て工事が行われている。また、近い将来、那覇軍港を浦添に移設する方向である。
もし、沖縄県がダブルスタンダードなスタンスであれば、今後、沖縄県が沖縄県の首を締めることにならないか心配だ。
ヤングケアラー1088人
沖縄県が小学5年生から高校3年生までの学級担任を対象に実施したヤングケアラーに関するアンケート結果が発表された。
ヤングケアラーとは、18歳未満で家族の世話、家事や介護などを日常的に行っている子供。
その数が1088人いるとの結果がでた。
1088人の中で、学校を休みがち、遅刻早退が多い、学力低下、精神的な不安定さがあるなど学業や生活に悪影響が出ている数が役半数の523人とのこと。
また、あくまでアンケート結果であり、実態はこの数より多い可能性のが高いとのこと。
単に兄弟が多くて、弟や妹の世話をするレベルから、親の仕事や家庭の事情で家事全般から介護などをしなければならない子供まで様々だろう。
沖縄県もさらなる実態調査をして、ケアしていく方針だと思われる。
最近、このヤングケアラー問題が取り上げられることが度々あり、今後設置されるこども庁などでも議論されていくだろうと思われるが、この問題や『子供の貧困』など、子供の問題を解決する為に行政は動いている。
それも大事なことではあるが、本質は、『親の貧困』や社会構造の基本的な部分にあるのではないかと思う。
単純に収入が増えれば解決できる問題が多い。
「世の中金だ!」などとは思わないが、日常生活活動の9割は金で解決できるのも実態である。
先進国の中で日本だけが、30年給与が上がっていない。むしろ下がっている人口も多い。
基本的に経済を活性化させ、雇用を生み出し、子供を産み育てることに多くの苦労をしなくても良い日本経済を取り戻すことが根本的に重要なのではないかと思う。
石垣市長選 砥板氏、給食無償化など政策発表
2月27日投開票の石垣市長選に出馬予定の砥板氏が政策を発表。
「学校給食の無償化」を最優先の公約として掲げた。
また、自衛隊配備の住民投票実施、市長の任期を2期8年に制限、ゴルフ場付きリゾート開発への環境調査機関設置などを示した。
また、北部診療所の設置、航空運賃の離島割引、高校生が学業に伴う目的で島外に出る際の助成などを掲げている。
給食無償化は反対ではないが、砥板氏だけのことではなく、今の国政から地方政治まで、選挙の際にいわゆるバラマキ政策合戦である。
前回の国政選挙でも、5万円だの10万円だのほぼ全ての政党がバラマキを掲げていた。
また、給食無償化や学費や医療費など、無償化を掲げる政治家が多いが、これって全部、税金である。
政府も自治体も黒字であれが良いが、99%の自治体が赤字の財政の中で、バラマキを行うということは、必ず後に増税せざるを得なくなると言うこと。
国政から地方政治まで、もういい加減、耳障りの良いことで票を集めるようなことはやめて、行政の黒字化を目指したり、本当の問題点を改善させる政策を打ち出して行かなければこの国は滅びていくだろうと思う。
浦添、国道58号線8車線27日開通
国道58号線の安謝から城間交差点までの3キロ弱の区間が、今月27日に片道4車線、合計8車線となり開通する。
これは、この区間の渋滞緩和が目的で、またキャンプ・キンザーの一部が返還されたことで実現した。
これにより新都心から宜野湾のコンベンションセンターまで、約4分短縮される見通し。
国道58号線の渋滞は以前と比べると随分減ったが、それでもまだラッシュ時には渋滞しているのが実情だ。
今回の開通でさらに渋滞が減れば良いとは思うが、結局4車線から3車線になる箇所が現れることで、果たしてどこまで渋滞が減らせられるのか開通後の状況も興味があるところだ。
あの事故から1年
昨年、国道330号線の浦添市でダンプカーが分離帯を乗り越え5台が絡む事故があった。
この事故で、母子の2名が死亡。
ダンプカーの運転手を過失運転致死傷を視野に捜査を進めているが、運転手が「記憶がない」と話しており、また、脳に損傷があり、意識レベルが低下していた可能せもあり、因果関係の立証に時間を要しているとのこと。
県内では大々的に報道されいた事故であった。もう1年も経つのか。1年経ってもまだ解決には時間が必要のようで、被害者やご家族の気持ちを考えると辛いものがある。