先月2月27日投開票の石垣市長選で現職の中山義隆氏が、対抗する砥板(といた)芳行氏と2454票差で4期目の当選となった。
中山義隆氏
2010年初当選してから、中山氏の得票数は現象気味であったが、今回は前回よりも1000票近く上回る結果となった。
得票数に関しては、対抗馬によっても変化するものであり、一概には言えないものの、対抗馬の砥板芳行氏の支持団体は左派勢力に加え、中山市政に反対の立場の保守勢力も一部加わったことで、激しい選挙戦となっていたのは事実である。
しかし、砥板氏が元々は保守でありながら、事実上はオール沖縄勢力の支援を受けていたことで、保守派からも革新派からも逃げた票が一定数あったのだろうと思われる。
また、以前にも記事にしたのだが、砥板氏は自衛隊配備に対して、左派勢力が訴える住民投票を行うとの公約を掲げていた。
しかし、砥板氏ご自身がどのような考えを持っているのかを明言していなかったことも、保革双方から疑義を持たれていたのではないかと想像する。
2010年
中山義隆氏 16,421票
大濱長照氏 11,407票
2014年
中山義隆氏 15,903票 -518
大濱長照氏 11,881票
2018年
中山義隆氏 13,822票 -2081
宮良操氏 9,526票
砂川利勝氏 4,872票
2022年
中山義隆氏 14,761票 +939
砥板芳行氏 12,307票
琉球新報
石垣市長選、中山氏が4選 「オール沖縄」支援の砥板氏に2454票差 自民、参院・知事選に弾み
Wikipedia
中山義隆氏