沖縄とは関係のない話。
ロシアのウクライナ進行に対して、既存メディアでは、ロシア叩き一辺倒であるが、ネット上では様々な意見が飛び交っており、意見も割れている。
既存メディアと同じ論調もあれば、ロシアを擁護したり、ロシアがウクライナ侵攻した背景を理解すべきだという意見もある。
軍事侵攻に出たロシアに対しては、国際社会から批判され、今後、処罰を受ける行為ではあるが、単純にプーチンに対して嫌悪感で排除するような動きになれば、今後、東ヨーロッパに深い傷を残すことになり、混乱が長引くだけだろう。これは西側諸国にとっても厄介な問題を今後長らく抱えることにならないか心配である。
『ネオナチ』や『ネオコン』という言葉を出しただけで、陰謀論と片付ける人も多いが、実際には、この部分に根本的な問題があるのが分かるドキュメンタリー映画があり、最近、日本語字幕を付けたものが動画で出ており、拡散されている。
2016年に、監督、Igor Lopatonok、プロデューサー、オリバー・ストーンが作成した、『ウクライナ・オン・ファイヤー』だ。
■YouTubeはこちら。
期間限定とのことなので、早めに見た方が良いかと思います。
■こちらでも配信されています。
また、ニコニコ動画やodseeでも配信されています。
■ニコニコ動画はこちら
https://www.nicovideo.jp/watch/sm40107141
■YouTube等のアカウントを持っていない方は、こちらから。
https://thefact.jp/2022/3812/
この映画のことを、ロシアのプロパガンダ映画と一蹴する方もいる。
しかし、どこの誰が作ったわからないような動画や、政治的意図を持ったテレビ局が作成した映像とは異なる。
相当な取材の上で作成されているものであるのは間違いないだろう。
オリバー・ストーン監督と聞くと、極左のイメージを持っている方も多いだろう。
私もその一人だ。彼が日本に対して発言してきた言葉に中には、容認できない面もある。
しかし、彼のドキュメンタリー作品の中には、米政府を批判しているものも多い。
彼は、米国の価値観を単純に他国に押し付けて、米国が世界警察の顔をして他国から利益をあげていることを批判している。
こう言った面では、トランプ大統領と意見が一致している側面もあるのではないかと思う。
オリバー・ストーン監督は2016年の時点で、今回の戦争を予想していたことも分かる映画だ。
監督のIgor Lopatonok氏はウクライナ南部の方なので、親ロシア派の方だろうと思われる。また、オリバー・ストーン氏もリベラルであり、彼らのバイアスがかかっていることを理解した上で見ても、ウクライナ国内にある問題が見えてくる。
また、今回のロシア侵攻はただ国家間の争いのようなものではなく、元々は一つの国であり、ロシアはウクライナを兄弟にように見ながらも、ウクライナの自主性も尊重しているのが分かる。
Twitter上では、ウクライナの住民から「プーチンありがとう」という言葉も出てくる。
これに関しては、陰謀論かロシア側の情報操作だろうという側面でも見ておく必要がある。
しかし、ウクライナ国内には親ロシア派の人も多く、ウクライナ国内でも意見が別れていることも想像できるのも事実だ。
ウクライナの歴史やウクライナ国内にある問題、それをロシアがどう見ているのかを考えて国際社会は向き合わなければ、今回の戦争は、国際社会に深い怨恨を残すことになるだろう。
最後に唐突だが、出来るだけ早く、トランプ大統領に復活していただきたいと願っているのは、私だけだろうか。