先日、沖縄の陸自の規模拡大を政府を検討していることに対して、玉城デニー知事は、「過重な負担が増えることになる」と懸念を示し、さらに「自衛隊を防衛力という名目で体制を強化するのであれば、その分の米軍の負担の比重は軽くするべきだ」と訴えた旨の記事が出ていた。
沖縄・玉城知事、自衛隊増強は「負担が増える」と懸念 「その分、米軍比重は軽くするべき」 政府が陸自の規模拡大を検討
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1627009.html
玉城デニー知事は、左派、リベラルの支援を受け、知事となっておられ、ご自身もリベラルの立場であり、軍備に関して、否定的な側面があることは理解している。
しかし、なぜ、今、政府が自衛隊を強化しているのか。沖縄が置かれている状況、中国や北朝鮮の動きなど、いったいどこまでを把握し、また、その中で沖縄県民の命と財産を守るために何が必要なのかということを、ちゃんと理解し考えた上でこのような発言をされているのだろうか。
ただ、政府自民党が「自衛隊強化」という方針に対して、反射的に答えているようにしか見えない。
現実問題として、隣国による軍備の拡大や圧力が強くなっている中で、どのように問題に立ち向かっていくのか、県民とどのようにして守るのか。そのためにご自身が何ができるのか。そして、政府に何を訴えいくのか。
まったく見えてこない。
リベラルの立場であれば、「話し合い、外交で解決すべき」だとの意見だろうとは思われるが、それであれば、その外交で解決すのために、政府にしっかりとその方法論を解き、訴えるべきではないのか。
政府の外交面での努力が足りないのであれば、それを強く批判すべきでだろう。
沖縄県が他国からの脅威にさらされている中、何もせず、ただ政府を批判しているだけでは、ますます沖縄が危険な状況になるだけだ。
玉城デニー知事は、真剣に沖縄県民を守る意思があるのか。
もし、現時点で沖縄県が他国からの脅威にさらされているとの認識もないのであれば、知事としての資格もないだろう。