沖縄の水難事故、過去最多の100件超え
12日に琉球新報が報じた記事。
沖縄の水難事故が今年の1月から11月の間で、101件となり、過去最多を記録しているとのこと。
内訳として、
県民、56件(4件減)
米軍関係者、5件(2件減)
観光客、40件(15件増)
と、観光客の事故が大きく増加している。
また、最も多いのが、シュノーケリング中、ついで、SUPやサーフィンなどとのこと。
観光客の増加と共に、事故も多くなるとは言え、コロナで観光客数が減っている中でも、ここ数年、水難事故が増加している。
沖縄でウォータースポーツと言えば、ダイビングをされる方も多いのだが、実はダイビングでの事故は少ない。
それは、ウエットスーツを着用していることや、ライセンスが必要で、本人の安全面に対しての意識が高いからだ。
事故が最も多いのがシュノーケリング。
個人でも気軽に行えることで、ライフジャケットを付けず、浅瀬で気軽に行ったことで事故につながっていることも多い。
県警に届けられている大きな事故にならずとも、浅瀬のイノーと言われる場所の珊瑚で全身擦り傷だらけになったり、足を切ったりという怪我は非常に多い。
沖縄でシュノーケリングを行う際は、できるだけ、ダイビングショップのツアーなどに参加したり、個人で行う場合でも、ライフジャケットの着用は必須。
また、決して一人で行わず、人の目に触れる場所で行うことも重要です。
沖縄の水難事故101件、過去10年で最多 シュノーケル中の発生が増加 1~11月 「アポガマ」では3人死亡
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1630566.html
古謝玄太氏、那覇副市長決定。
2022年7月の参院選で自民党から出馬し落選していた、古謝玄太氏(39歳)が那覇副市長に決定した。任期は4年。
先月から新しく那覇市長に就任した知念覚市長が、古謝氏を副市長として人事案で提出。那覇市議会で賛成多数で可決された。(賛成25、反対11,退席3)
元官僚という立場で政府とのパイプもあり、即戦力としての手腕を活かせるとのことで知念市長が推していた。
7月の参院選では落選したものの、当選した伊波洋一氏とは3000票差に迫る勢いだった。賛政党やNHK党、幸福実現党などの新保守勢力の出馬がなければ、確実に当選していただろうとも言われている。
一部からは政治経験の不足との指摘もあったが、那覇副市長に就任し、実績を積むことで、今後の沖縄での政治活動の幅は大きく広がるだろう。
那覇市長、沖縄県知事、国政選挙、どこに出馬しても対応できるのではないかと思われる。
対抗する左派勢力としては、次世代の政治家の育成が急がれる。
那覇市副市長に古謝玄太氏 人事案、市議会が与党などの賛成多数で可決 元総務官僚、7月参院選で自民公認候補
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1630947.html
那覇副市長に古謝玄太氏 市議会で可決 今月21日就任へ
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1072116
玉城デニー知事の自衛隊に対するスタンス
12月13日の琉球新報に記事は小さいものの、玉城デニー知事の自衛隊に対するスタンスが掲載された。
これは、県議会の一般質問で、南西諸島の自衛隊強化の動きに対しての質問に対して、
「十分に住民に説明し、かつ、米軍基地の整備縮小を同時に進めることで結果的に基地負担の軽減につながるということであれば、その方向性は認められるのではないか」
とのことだ。また、日米安保補償体制に対しては、
「日米安保体制や専守防衛のための最低限度の自衛力の保持を理解する立場だ」
とした上で、
「沖縄の基地負担の軽減は米軍と自衛隊を合わせて考えなければならない」
との認識を示した。とのことだ。
何かと玉城デニー知事への保守層からの批判は多いが、基本スタンスとして、自衛隊の強化は認めており、専守防衛も認めている。
ただ、米軍に対しては、沖縄の負担が大きいとの認識で、米軍縮小を望んでいることも伺える。
この玉城デニー知事のスタンスを理解しておくことは重要だろう。
ただ、玉城デニー知事を支持している、左派勢力の中には、米軍だけではなく、自衛隊に対しても批判的な立場の人や政党も多く、そのバランスをどのように取っていくのか。
また、支持者や支持政党に配慮した態度や発言が、今後、矛盾した形で出てくる可能性もあるのではないかとも考えられる。
城知事、南西諸島での自衛隊強化の方向性を容認 「米軍基地整理縮小を同時に進め、基地負担軽減につながれば」(有料記事)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1631428.html
沖縄に関わる、自衛隊の防衛の中身を琉球新報が独自記事
琉球新報が、自衛隊強化の方針に関して、沖縄に関わる側面をまとめてくれた独自の記事が出た。
それによると、
那覇市の陸上自衛隊15旅団を、「師団」に格上げ。
米軍の火薬庫を共同使用
国家防衛戦略として、沖縄は「安全保障上極めて重要」と位置づけ、普天間飛行場の移設を推進する。
陸自15旅団の、普通科(歩兵)連隊を現行のひとつから二つに増やす。
対空電子部隊を新編し、「島しょ部の電子戦部隊」を強化。
「海洋安全保障の推進」を打ち出し、尖閣諸島周辺での警備を強化。
他、「日米共同による宇宙・サイバー・電磁波を含む領域横断作戦」を実施するための取り組みを深めるとも明記。
【独自】米軍の火薬庫を自衛隊が共同使用へ 安保関連3文書の全容判明 沖縄は「安全保障上極めて重要」(有料記事)
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1631638.html