東京都知事選での石丸氏の躍進、トランプの当選、そして兵庫県知事選挙。
それら以外でも、衆院選での国民民主党の躍進、日本保守等、賛政党、みんなの党の増席。
これらは、既存メディア、いわゆるオールドメディアの予想と反した結果であった。
しかし、ネットで情報を得ている者からすれば、なんら驚くことでもなく、想像通りの結果である。
兵庫県知事選挙以降、オールドメディアは、ネットには誤情報も多く信頼性がないと言っているが、ネット上には既存メディアの情報も山ほどあり、それに加えて、SNSの情報を見聞きしている。
ネットには確かに誤情報も多い。何かに誘導するような情報も多いが、国民はそれほど馬鹿ではなく、怪しい情報と信頼できる情報とを仕分けしている人が大半だろう。
また、偽情報や誤情報は即座にチェックが入り、訂正されていくのもSNSの世界である。
それに比べ、オールドメディアは確かに誤情報は非常に少なく、信頼性のある情報ではある。しかし、本来国民が知るべき情報を知らせない側面がある。特定の企業や政府などを批判しない、できないという仕組みも多くの国民が理解し始めている。
単純に大手企業がスポンサーであれば、その企業の批判は大々的にはできない。
なんらかの不祥事があれば批判はするが、どの局や新聞も一斉に横並び。どこかが批判し始めた一斉に右へならい。主体性もあったものではない。
また、政府や行政からも報道に対しての指導や方針が届いており、それに従っているのが今のマスコミだ。しかも政府から免許をもらって放送しており、基本的に政府に逆らうことは難しい。さらに、日本の場合、テレビ局と新聞社はニコイチ。
朝日放送は朝日新聞、日本テレビは読売新聞、フジテレビは産経、TBSは毎日新聞。
これじゃ、新聞もテレビ局の方針と同じスタンスでしか報道しないのが実情だ。
ニュースやワイドショーにはコメンテーターという方々が出てこられるが、この方々、この放送局からお金をもらって出演しているのであり、基本、放送局の方針と異なることは言えない。
時に放送局に気に入ってもらえるようなコメントをしているような輩もいるのが実態だ。
どこどこで事件があったというような情報はオールドメディアから得ても良いと思うが、政治的な問題や国際情勢など、イデオロギーがある問題、宗教などは、ネットの情報の方が広く深く情報を得られる。
もちろん、ネットだけではなく、識者の書籍などを読むことも有意義である。
実際にYouTubeで信頼できる情報を発信されている方は、多くの書籍を読んでいる方が多く、オールドメディアには出てくることがない人がほとんどだ。
過去にテレビに出られていた方も、テレビ局の方針と合わずにテレビに出なくなった人も多い。
これだけでも、オールドメディアがどれだけ偏った情報を流しているのかが分かる。
国会など政治の動きは、法案重視でなくスキャンダルのようは報道姿勢。
世界情勢は海外メディアの横流しでなんら取材もしていない。
極め付けは、視聴者から得た車載カメラや防犯カメラの映像のニュース番組で流して、時間を繋いでいる。
どこまで落ちぶれるのかと思う。
今の時代、テレビ局も新聞社も本業以外で稼いでいる会社も多いだろう。
であれば、とっととマスコミ業から足を洗えばいいのではないかと思う。
足を洗ってくれた方が世の中のためだろう。または、報道などやめて、1日に数時間だけ、ドラマやバラエティだけを放送しておけば良いのではないかと思う。
特に今回の兵庫県知事選挙では、選挙という国民全体が関心を寄せる事柄で、ことどとく民意とかけ離れた報道をしたことで、今までオールドメディアの情報を信頼していた人も何らかの疑問を持っただろうと思われる。
これは、単に選挙報道において、オールドメディアが敗北したのではない。
終焉の始まりであるということだ。
今のままでは、確実に視聴率は下がり、新聞の購読者数は増えない。
誰の目から見ても明らかであり、当人たちもわかっていることだろう。
どれだけ金をかけずに、ウケるネタを提供できるかしか考えていないし、それしかできないのが実情。
根本的に放送法を改定して、放送自体の仕組みを変えなければ、テレビ局は終焉を迎えるだろう。
テレビ局が終焉した時点で、新聞も崩れ落ちるだろう。