沖縄県の新型コロナ、先週から倍以上の陽性者を出しておりの第5波が本格的に始まった。
玉城デニー知事は大きな危機感も持っており、7月中に緊急事態宣言を解除したいという目標を見失った状況となった。
そんな中、玉城デニー知事が取った対策。
知事自らが感染防止を訴えるチラシ撒き。
思わず笑ってしまったのだが、これ、本当。
もちろん、知事がビラ撒きをすることでニュースにもなるとは思うが、このような状況で知事が自ら行うようなことではない。
比較的感染が落ち着いている状況で少し手が空いた中で、再び感染が広がらないようにビラ撒きをするのであれば、まだ良いと思うが、感染が倍増している中で行うことではない。
今行うことは、今後の感染拡大に伴う、医療体制の体制や発熱外来への充実、民間医療機関や保健所への協力要請、県医師会との蜜な連携、変異ウイルスに関しての情報収集など、到底、ビラ配りなどしている暇などないはずである。
しかも、金魚の糞のように、城間那覇市長や県と那覇市職員70人を引き連れて大真面目で行ってる。もう、笑うしかない。
こんな無能な県知事や那覇市長の元では県民や那覇市民は殺される。
4連休を前に感染対策PR 沖縄県や那覇市、チラシ配布
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1359827.html
さらに、玉城デニー知事は、休業要請に応じない飲食店に対して、裁判所へ最大30万円の過料を科す手続きを始めたと発表。
休業要請に応じない店に対して、法律に乗っ取った処置であり、要請に応じている飲食店などからは一定の支持もあるだろう。
しかし、これも今行うことではない。
このような状況で行うということは、「見せしめ」であるということ。
今、沖縄県として重要なことは、県民や来沖する観光客、企業や店舗に協力を仰ぐことで、このような状況の中で権力を振りかざす行為はマイナスとなる。
また、沖縄県は以前から、要請に応じない店舗名の公表も行っている。
このような民間に対して、威圧する対応はごく稀に行うことで効果はあるが、頻繁に行うと効果が薄れるどころか、県民の県への不信感が増えるばかりだ。
東京の感染者が多いのも、小池都知事の威圧的な政策によって、一部の人たちが都の要請を無視し始めていることも大きな要因である。
ただ、東京の場合は、オリンピックなどもあり、非常に複雑な対応が必要だろう。沖縄が東京と同じような対応を行うことで、玉城デニー知事の求心力は失われていくだろう。
沖縄県、休業要請に応じない29店に最大30万円の過料へ 3度の命令に応じず【動画あり】
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/790476
沖縄県は他に、美ら海水族館や県立博物館・美術館などの閉館を決めた。
正直、ここまで玉城デニー知事が無能だとは。
沖縄県民として情けない限りである。
ビラまき。
飲食店の見せしめ。
これが緊急時の玉城デニー知事の対応である。
羽田や大阪を出発する観光客への事前のPCR検査なども進めている。
実際に検査をして沖縄に入る観光客は限られていると思われ、効果は薄いだろう。
また、那覇空港でも検査を行っているが、有料である。2000円。
正直、那覇空港に到着して、金出してまで検査をするような人は、そもそも沖縄旅行や出張を控えているはずである。
若者などは、万が一、陽性となればせっかくの旅行が台無しになるので、そもそも受けないだろう。
効果は限定的だろう。
今の日本の新型コロナに対する、若い世代の雰囲気では、簡単に観光客を止めることは難しいだろう。
さらに、旅行業界が被った打撃を考えれば、観光客を強制的に止めることも難しいだろう。
玉城デニー知事としても対応が難しいだろうと思う。
しかし、緊急事態宣言の延長を国が強制的に決めたことが正しい判断であって、沖縄県が求めたまん延防止等重点措置は、玉城デニー知事の大きな判断ミスであったことも事実だ。
玉城デニー知事の行動を見ていて、違和感を感じることは、
そもそも、GWに自宅でのんびり読書をしBBQをしていたことだ。
沖縄の感染者が激減していて、今後の拡大の可能性が低いのであれば、休暇をとれば良いだろう。
しかし、沖縄はGWに多くの観光客が入り、GW明けには感染者が拡大する可能性が予測される中、本来であれば、休みなく医療体制の確認や感染拡大した時への対応などを水面下で行うべきである。
実際には、BBQを行ってた裏では、県立中部病院で最終的に50名以上の院内感染、そして20名の死者を出すクラスターが発生していたのだ。
20名の死者が出た裏で、のんびり読書とBBQをしておきながら、事実上隠蔽し40分の会見で事を終わらせようとする玉城デニー知事。
どのような神経をなさっておられるのか。
また、玉城デニー知事は10年近く、国会議員の経験がある。
流石に10年も国会議員の経験があれば、様々な人脈もあり、政府の協力も得られるだろうと思うのだが、完全に政府から無視されている。
沖縄県側の意向が無視され緊急事態宣言が延長されたことや、沖縄振興計画の予算に関して、完全に蚊帳の外に出されている玉城デニー知事。
基地問題で政府と対立関係にあるとしても、新型コロナや沖縄振興計画でこのような状況になっているのは情けなすぎる。
国政野党であっても、政府とのつながりで様々な人脈を利用して、新型コロナに対しての予算を引っ張ってきたり、沖縄の医療体制充実に向けての政府への働きかけなど、元国会議員ならできることはあるとは思うのだが、ほとんど何もできず、緊急事態宣言中に無駄に2度も上京して批判を浴びている。
国会議員時代、沖縄で「玉城デニー」の名前を聞くことはほとんどなかったところを見ると、ただ基地反対の頭数のためだけの議員だったのだろう。
何か実績がないのかとWikipediaで調べても、なんら実績は掲載されていない。
また、玉城知事は感染防止に対して、県民にメッセージを発信しているが、ほとんどの県民に届いていない。
私のように新聞やネットで記事を追いかけているような人間には届くが、玉城デニー知事の言葉が表に出るのは、地元紙と地元の夕方のニュースだけだ。
新聞を取っていない現役世代以下はネットニュースでその日の感染者数を確認するくらい。
沖縄県が流しているコロナ関連のテレビCMなど見た記憶がない。(ひょっとしたら流しているのかもしれないが)
また、玉城デニー知事は、会見で「観光で沖縄県を訪れるのは控えて欲しい」と度々発言しているが、沖縄県内でもほとんど拡散されない会見発言が本土に伝わっているとでも思っているのだろうか?言葉は悪いがバカなのではないかと思う。
もっと、積極的に全国ネットのワイドショーやニュースへのリモート出演、東京や大阪でCMやネット広告を打つなど方法はあるだろう。
沖縄の感染状況や、沖縄に入る時の無料の事前PCR検査の制度なども、ほとんど認知されていない。
こういった事を、東京や大阪に向けてメッセージを出すべきだろうと思う。
広報費の使い方も間違っている。
以前、辺野古賛否の県民投票の時は、しつこいほどテレビやラジオ、ネットのCMを流していたのに、コロナではメディアをほとんど利用していない。
沖縄は今以上に観光客を止める訳には行かないだろう。
飲食店への休業要請なども今の日本全体の流れの中では必要だろうが、もう要請に応じられない店舗も実際にあるのは事実だ。
ワクチン接種も当初予定よりも遅れる可能性も大きい。
簡単に陽性者を減らすことは難しい。
このような中で県としてできることは、医療体制を充実させ、沖縄の状況を県内外に効率よく発信していく事だろうと思う。
今の玉城デニー知事の新型コロナ対応では、ほとんど効果もなく、ただ日々の陽性者数が増えるのを指を加えて見ているだけに等しい。
このような無能な知事を選択した沖縄県民に最も大きな責任があるのだが。