今、ニュースでも大きく取り上げられているが、公明党が公約に掲げていた、18歳未満への一律10万円給付。
もう、やめてもらいたい。
衆院選でも、各政党のバラマキ合戦であった。
まるでオークションを見ているかのようだ。
政府からの給付を喜んでいる人もいるとは思うが、これは、国民が払った税金である。
政府がこの国を運営するために必要だと国民から徴収した税金を、なぜまた国民に戻すのか。
もし、多くの給付をしてくれると政党を国民が支持し始めた場合、それは、ただ政府に飼いならされているだけの、家畜のような国民になるということに国民は気づくべきである。
家畜小屋で自分の肉を食ったり、家畜小屋内で共食いをしているような状態になるのだ。
これは、非常に醜い世界である。地獄である。
もちろん、セイフティーネットして、やむを得ず生活に困窮している方などへの保証は必要である。
また、経済に刺激を与えるために、国民への給付を行うことで一定の効果があり、全てを否定はしない。
しかし、ここ数十年、商品券だの一律給付だの、バラマキばかりになってしまっている。
多くの国民が食うに困ってる訳でもない状態でもバラマキを行い、また、これだけバラマキを行っても、失われた20年だの30年だのと言われるように、日本の経済は低迷したままで、株価だけが上がり、国民の収入は減っている。
いい加減、この異常な状態に国民は気づくべきである。
心底、税金だけは潔癖なほどちゃんと使ってもらいたいと願う。
コロナで困窮している人は多い。
経済的に進学を諦めたり、退学せざるを得ない人もいる。そう言った学生に奨学金として給付するなどすれば良い。
これに関しては、一定の基準を定め、大学なり専門学校なり、学校側がちゃんと把握して、学校から国に申請出来るようにすれば良いだけだ。行政の手間も掛からないし、学校側も退学者が増えると困る訳であり必死で学生を繫ぎ止めるだろう。
昨年の国民への一律10万円給付だけでなく、過去に公明党は「連立離脱するぞ」と脅しをかけて、バラマキを行ってきた。
これで果たして成果はあったのか?
どれもほとんど効果はないのが実態である。
それでもまだ一律給付案を出してくるのは、単純に国民の一票を金で買ってるようなものである。
正直、もう、自民党は公明党と連立は解消すべきだろう。
それで政権の座から落ちれば、自民党はそれまでの政党であったということだ。
政府が国民に金を配るというのは、最悪の政策であるということを国民は知るべきである。
票を金で買い、国民を飼い慣らそうとしているだけ。
こんなものに決して騙されてはいけない。
バラマキはするにも関わらず、減税はしない。
民主主義の社会ではバラマキではなく、減税するのが本来の姿である。
バラマキを行うのは、社会主義国家だということを認識すべきだろう。