本日、琉球新報の2面に来年秋にも行われる予定の沖縄県知事選挙の動向が報じられた。
地元紙に記事が掲載されたことは、水面下で候補者の調整が行われている可能性があるのかも。
玉城デニー知事の対立候補は? 名前挙がる4氏、自民動向に注目 沖縄知事選
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1428198.html
記事の中では、「オール沖縄」陣営は、玉城デニー知事の2期目出馬が規定路線との見解を報じていてる。
対抗する、保守陣営からは現時点で下記4名の名前が記事となっている。
佐喜真淳氏
西銘恒三郎氏
松本哲治氏
赤嶺昇氏
玉城デニー知事と対峙するには、佐喜真氏か西銘氏が有力なのではないかと思われる。
また、今後、辺野古ではなく、那覇軍港の浦添移設の問題の関心が高まれば、松本氏も有力だろう。
記事にはなっていないが、玉城デニー知事以外の候補となった場合、オール沖縄陣営からも複数の名前が出てくるのではないかと思われる。
伊波洋一氏、糸数慶子氏、屋良朝博氏などの国会議員が知名度があり有力だろう。
また、翁長県知事時代から副知事を勤めている、謝花喜一郎氏も有力なのではないかと思われる。県庁内ではかなりの権力者であるとの噂だ。
琉球新報の記事にはなっていないが、沖縄県庁職員の砂川靖氏が出馬を表明している。
以下、玉城デニー知事に対峙する4名の簡単なプロフィール。
佐喜真淳氏(57)
前宜野湾市長。
宜野湾市生まれ。普天間高校、千葉商科大学卒。卒後フランス留学(8年滞在)。
2001年〜宜野湾市議会議員。
2005年、再選。任期途中で辞職し、沖縄県議会議員選挙に出馬し当選。
2012年、宜野湾市長選に出馬し当選。
2015年、宜野湾市長選、再選。
2018年、沖縄県知事選挙に出馬。玉城デニー氏に破れる。
2018年県知事選挙結果
玉城デニー:396,632(55.07%)オール沖縄
佐喜真淳 :316,458(43.94%)自由民主党、公明党、日本維新の会、希望の党
兼島俊 :3,638(0.51%)無所属
渡口初美 :3,428(0.48%)無所属
西銘恒三郎氏(67)
現沖縄担当大臣。
南城市生まれ。
那覇高校、上智大学卒。
沖縄県議会議員4期。
2003年〜衆議院議員(自民党)
2009年落選、比例復活もなし。
2012年〜衆議院議員復帰。
2014年〜比例で当選。
2017年〜国土交通省副大臣。
2017年、当選。
2021年、復興大臣兼内閣府特命担当大臣(沖縄及び北方対策担当)として初入閣。
2021年、衆院選当選。
父親の西銘恒三郎氏(1921-2001)は本土復帰後3代目の沖縄県知事。
那覇市長を2期。
衆議院議員(自民党)
1978年〜3期12年、沖縄県知事。
1993年〜衆議院議員。
松本哲治氏(54)
現浦添市長。
浦添市出身。興南高校、琉球大学卒。
1996年(平成8年)、カリフォルニア大学バークレー校修士課程修了。
2013年〜浦添市長。
基本保守ではあるが、無所属で市長となる。2期目は自民党推薦を受けている。
那覇軍港の浦添移設は容認派。
2013年の浦添市長選結果
松本哲治 無所属 新 19,717票 37.76%
西原廣美 無所属 新 16,997票 32.55%自民党・社民党・沖縄社会大衆党・民主党
儀間光男 無所属 現 15,501票 29.69%
2017年浦添市長選
松本哲治 無所属 現 30,733票 58.23% 自民党・公明党
又吉健太郎 無所属 新 22,043票 41.77% 社民・社大・共産・自由・民進・日本維新の会
2021年浦添市長選
松本哲治 無所属 現 33,278票 59.66% 自民党・公明党
伊礼悠記 無所属 新 22,503票 40.34% 共産党、社民党、社大党、立憲民主党
赤嶺昇氏(54)
沖縄県議会議員。議長。会派おきなわ。
ブラジル サンパウロ生まれ。
浦添工業高等学校、日本工学院専門学校卒。
1997年〜浦添市議会議員
2004年〜沖縄県議会議員
オール沖縄で活動していたが、2021年10月に離脱。同年の衆院選では自民党候補者を応援、支持。