今年の沖縄は、選挙が目白押し。
秋に行われる、沖縄県知事選挙にも様々影響が出る可能性も高い。
この選挙イヤーがいよいよ始まった。
辺野古を抱える名護市長選と人口4万人の南城市長選が始まった。
投開票は1月23日。
名護市長選は米軍基地キャンプシュワブを抱える辺野古が争点のひとつでもあり、全国ニュースで報道されている。
地元紙では、コロナなど吹き飛ぶほど、大々的な報道が連日続いている。
候補者は、
現職・渡具知武豊氏(60) 自民系
新人・岸本洋平 氏(49) オール沖縄系
の一騎打ち。
読売新聞の調査では、横一線で1割の人が投票先を決めていないとの報道。
https://www.yomiuri.co.jp/election/local/20220117-OYT1T50182/
地元、琉球新報、沖縄タイムスでは、渡具知氏やや先行で2割の人が投票先を決めていないとの報道だ。
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/896120
ただ、前回の参院選ではテレビ、新聞などのオールドメディアの選挙予測がことごとく外れたこともあり、報道ベースを鵜呑みにはできないだろう。
実際に、読売と地元での調査結果に微妙なズレが生じているからだ。
名護市は辺野古がある関係で左派勢力が強いイメージもあるが、2010年から2期8年務めた稲嶺進市長時代以外は基本的に保守系の市長が就任している。
しかし、いつものことだが、保革の激戦区でもある。
ちなみに前回(2018年)は、
渡具知武豊 20,389票 54.63% 自民・公明・維新
稲嶺進 16,931票 45.36% 社民・共産・自由・沖縄社大・民進・立憲
との結果であった。
今回の名護市長選で、岸本氏が当選すれば、玉城デニー知事率いるオール沖縄勢力が勢いづくと思われるが、落選した場合、玉城デニー知事の求心力低下がさらに顕著に現れ、二期目を目指すであろう玉城デニー知事にとって今年の秋に行われる、県知事選挙にも大きな影響が出てくる可能性も高い。
また、南城市長選も保革の一騎打ちである。
瑞慶覧長敏氏(63) オール沖縄系
古謝景春氏(66) 自民・公明推薦
前回の選挙もこの二人の激戦で、瑞慶覧氏が現役の古謝氏を破り当選している。
二期目を目指す瑞慶覧氏、返り咲きを目指す古謝氏である。
ちなみに前回は、
瑞慶覧長敏、1万1429票
古謝景春、1万1364票
と、わずか数十票の差で当落が決定している。
今回も激戦となっている。