新型コロナウイルスのワクチン摂取が急ピッチで進んでいる。
日本政府もあらゆる手段で推進し、テレビや新聞など既存メディアもそれを応援するかのように連日報道している。ワクチン接種が進めば、このパンデミックは終息するのではないかと期待が高まっている。
日本政府としても、ワクチン接種を進め、オリンピックへのコロナ感染の影響を最小限にし、また、政府自民党としてもコロナを終息させることで、秋に予定している総選挙で有利になるとの思惑もあるだろう。
実際、ワクチン接種が進めば、一定の効果はあると思う。
この夏頃にかけて、ある程度、感染者を減らすことに成功するだろう。
しかし、これでコロナを封じこむことは難しいと感じている。
それは、あまりにも急速に様々な変異株が出現しているからだ。
今はインド株が猛威を振るっているが、日本を含む世界中で新たな確認されていない変異株が続々と出てきている。
変異ウイルスの特徴・最新情報
これら全てが猛威を振るうとは限らないが、いくつかは強い感染力を持つ可能性があると思う。
また、現在のワクチン効果は、
ファイザー
・イギリス株:90%
・インド株:88%
アストラゼネカ
・イギリス株:66%
・インド株60%
確実に変異株に対しては、効果が少なくなっているのは事実で、今後、さらに変異株が広がれば、ワクチン効果は60%40%などと下がってくるだろうと予測する。
これからは、変異株が出るごとに新たなワクチン開発が必要となるが、今の変異株出現のスピードには追いつかないだろう。
また、当初、欧米の主流の学者は、人口の50%の接種が済めばパンデミックは収ると予測していたが、今はその予測を撤回している学者も多いとも聞く。
今後、数年はインフルエンザと同じような付き合い方をしていく必要があると思われる。
その中で、ではどのようにすれば良いのかを次回綴りたいと思います。