今年の秋に行われる沖縄県知事選挙。
先ほど、速報として玉城デニー知事は2期目を目指して出馬の意向を固めたとのことだ。
2022年2月4日
【速報】玉城デニー沖縄知事、再選出馬の意向固める 2月県議会で表明へ
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1465327.html?utm_source=ryukyushinpo&utm_medium=referral&utm_campaign=carousel
その玉城デニー知事率いるオール沖縄勢力の対抗馬として、保守派からの候補が誰になるのか、昨年あたりから様々な報道が出ていましたが、前宜野湾市長の佐喜真淳氏(サキマアツシ)(57)を軸に調整していると琉球新報が報じています。
また、本人も出馬に意欲を示していると以前から報じられていました。
知事選は佐喜真氏軸に 県関係自民国会議員が確認 西銘氏は不出馬の意向
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1465102.html
県知事選の候補としては、現沖縄担当大臣の西銘恒三郎氏の名前も有力候補として上がっていましたが、本人は不出馬の意向を示したとのことです。
現浦添市長の松本哲治氏、現沖縄県議でオール沖縄から離脱し自民支持へ舵を切った赤嶺昇氏などの名前も上がっていました。
また、元沖縄県保健医療部長の砂川靖氏が昨年、いち早く出馬表明をされています。出馬表明直後はFacebookやTwitterで様々言論や政策提言を行なっていたが、今年に入って更新が止まった状態である。
前回の2018年の県知事選挙にも出馬していた佐喜真氏。事実上の玉城デニー氏との一騎打ち出会ったが、4万票差で玉城デニー知事が圧勝している。
2018年の知事選挙では、翁長前知事の死去直後に行われた選挙で、オール沖縄の勢いが非常に強い中で行われていたが、現在はコロナ対策やコロナで落ち込んだ県経済の立て直し、貧困層の増加の問題などもあり、オール沖縄に付いた『辺野古反対』のイメージだけで、玉城デニー知事が有力になるのは難しい。
実際に先月行われた名護市長選では現職で保守の渡具知氏が再選し、南城市も保守の古謝氏が返り咲いている。また、昨年の衆院選でも2選挙区で自民党が奪還しており、オール沖縄の勢いが低下している。
さらに沖縄県の21世紀ビジョンに掲げる施策が昨年は50%しか達成されておらず、玉城県政としては厳しい状況である。新型コロナの対応もあり、経済対策も厳しい状況であり単純に玉城デニー知事の失策とは現時点では言えないが、知事選までの期間の県経済と新型コロナの感染状況によって県民の判断は左右されるだろう。
参考として、
2018年沖縄県知事選挙結果
玉城デニー 396,632票 55.1%
佐喜真淳 316,458票 43.9%
兼島俊 3,638票 0.5%
渡口初美 3,482票 0.5%