経緯として
普天間基地の施設先で現在埋め立て中である辺野古の海のサンゴの移植を、農林水産大臣が玉城デニー沖縄知事に許可するように求めたことに対して、玉城デニー知事側が是正支持の取り消しを求めていた裁判が今年2月に地裁で行われたが、沖縄県側が敗訴。
それを不服として、沖縄県が上告。
そして、今回、最高裁でも沖縄県側が敗訴する見通しであることが報道された。
辺野古サンゴ訴訟” 最高裁は弁論を設けず来月判決
https://www.otv.co.jp/newstxt/index.cgi?code=00002867
弁論の機会を設けることがなかったため、敗訴が決定している。
要するに、門前払いということである。
この手の裁判は、前翁長知事時代から数多く行ってきているが、ほとんど沖縄県側が敗訴している。
今回のように門前払いのようなものも多い。
翁長知事時代には、
翁長知事が前仲井真知事が出した埋め立て承認の取り消しを行った。
それに対して、政府側(国交大臣)がこの承認取り消しを取り消すよう裁判を起こし、政府側が勝訴。埋め立てが継続されることとなった。
さらに、この国交相の取り消しは違法とし、今度は市民団体が採決の取り消しを求めて裁判を起こしたが、これは門前払いとなった。
取り消しの上塗り裁判合戦で、もうわけが分からない状態である。
沖縄県民の多くも、どうなっているのが説明できる人などほとんどいないのではないかと思う。
辺野古埋立承認取消訴訟にしろ、今回のサンゴにしろ裁判を起こす前から敗訴なり門前払いは予測できていた裁判である。
辺野古反対の立場の地元メディアですら、敗訴の可能性が高いと報道していた。
ただ、反対派にとって裁判を起こすことで注目を得たり、また例え敗訴であっても判決が出ればその中に国側の問題点も指摘され、そこを今後の反対運動へと繋げていこうとるす思惑がある。
ただ、一沖縄県民としては、裁判には多くの税金も使われており、敗訴が分かっているような裁判をするというのは許しがたい行為であると思っている。
今回のサンゴなど、事実上八方塞がりで何もできない玉城デニー知事が『なんかやってます』アピールのための裁判でしかない。
移設推進派にとっては、税金を使った嫌がらせ行為だ。
反対派にとってもなんらの根本解決とはならない。逆に政府との関係を悪化させるだけの行為だろう。
そもそも、仲井真知事の辺野古埋め立て承認は、法律に乗っ取り、また事前の環境アセスなども一般に公開し、反対派からの指摘箇所を修正し、年月をかけ、法的に問題がない状態にして埋め立て承認したものである。
何より『沖縄県』が承認したものを知事が変わったことで取り消すなど、よほどの事情がなければ無理である。
覆すには、辺野古沖で工事をしたら猛毒でも噴出するようなことがなければ無理なことである。
その後、希少なサンゴが見つかったり、軟弱地盤が見つかるなど状況の変化はあるが、希少サンゴを政府が容赦無く踏み潰していれば問題だが、それをちゃんと移植し環境に配慮しようとしているものを、沖縄県側が応じないというのはいかがなものか!
おもちゃを買ってもらえず、玩具屋の前で仰向けになって泣いて駄々をこねている子供のようなものだ。
頼むから、もうこのような税金を無駄にするような裁判を玉城デニー知事は沖縄県は行っていただきたくないものだ。
辺野古サンゴ訴訟解説〜要するに
沖縄県
希少がサンゴが見つかったぞ!
これをネタに辺野古の埋め立てをやめさせよう!!
政府
では、このサンゴを安全な場所へ移植するので、その許可を出してください。
沖縄県
やだ!
政府
許可まだ?
沖縄県
やだ!
国から指示するなんて違法だ!訴えてやる!
裁判所さーーーん!
地裁
却下。
国がサンゴちゃんを守ろうとしているものを、沖縄県が何もしないのは、逆に沖縄県が違法です!
沖縄県
最高裁に訴えってやる!
最高裁
大人しく沖縄におかえりください。門前払い。
って感じでかな。
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