閉じる

沖縄現地から見る沖縄県知事選挙 ― あくまで個人の所感

スポンサーサイト

本日9月7日、新聞各社による情勢調査が出そろった。多くの調査で古謝氏が先行、あるいは玉城デニー氏と横一線という結果が示されている。

報道の多くは「当初は玉城氏優勢で、その後古謝氏が追い上げた」という見方をしているが、果たして実態はそうだったのだろうか。むしろ今回の選挙戦では、7月頃の時点ですでに古謝氏優勢、あるいは「あと一押しすれば古謝氏が優勢になる」という読みが、両陣営内部にあったのではないかと感じている。

玉城氏にとって、今年に入ってからは逆風が続いていた。

  • 2月の国政選挙における高市自民党政権の圧倒的な人気
  • ワシントン事務所を巡る問題
  • 辺野古抗議船の転覆事故
  • 「中道改革連合」の誕生により、立憲および元立憲勢力がまとまり切れなかったこと
  • 社民党本部と社民党沖縄県連の内部分裂によるオール沖縄の亀裂

――こうしたマイナス要因があまりに重なりすぎていた。

一方、古謝陣営は春先から積極的に知名度向上に動いており、準備段階からかなり戦略的だった印象を受ける。玉城陣営も一定の活動は行っていたものの、まとまりに欠けていたように見える。玉城氏を支える組織で動員力を持つのは日本共産党や労働組合などだが、高齢化が進み、本土からの応援も含めて事前運動に十分な人員を割くのは難しい状況だったのではないかと推測する。

こうした事情から、玉城陣営自身も、当初から厳しい戦いになることをある程度想定していたのではないだろうか。

那覇にいて感じるのは、7月頃から古謝氏の勢いが目に見えて強まり、支持をかなり集めてい多様にも感じる。

顕著だったのは、下地ミキオ氏が出馬を表明しても、身内企業の大米建設は古謝氏支援を貫いていたことだ。
沖縄は県知事選挙の際、多くの企業が勝ち馬に乗ろうと躍起になる。オール沖縄が多くの支持を得た時も、多くの企業が勝ち馬に乗っている。そして、翳りが見えた瞬間に、多くの企業が離れたのも事実だ。もちろん様々な要因はあるが、長い目で見ればいつも同じような流れになっている。

また沖縄では、知事が3期続くことはほぼなく、2期で交代するのが通例で、そのたびに保革が入れ替わってきたという実態もある。無党派層の知人からよく聞くのも「そろそろ交代してもいい頃合いだよね」という声だ。
オール沖縄が盛り上がった際の知事選で、翁長氏に投票する!と張り切っていた知り合いも「そろそろ若い人に代わった方がいいよね」と、いう知り合いもいる。

ネットやメディア上では激しい接戦であるかのような論調が目立つが、実際にはすでに大勢が決している選挙なのかもしれない。

スポンサーサイト
URLをコピーしました!