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沖縄県知事選挙に見る、沖縄リベラル層の高齢化

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今回の沖縄県知事選挙の選挙戦を見ていて、強く印象に残ったことがある。玉城デニー陣営を支える支持層の高齢化である。

これまで沖縄県知事選挙は、常に保守・革新の対立構造となってきた。選挙戦が始まると、両陣営とも本土から多くのボランティアや支援団体が駆けつけ、活発な運動を展開する。革新・リベラル陣営には、日本共産党員や労働組合関係者、各政党の党員のほか、先日の辺野古抗議船転覆事故で明らかになったように、一部キリスト教系宗教団体の信者なども加わっているとみられる。

平日の選挙運動に現役世代が多数参加するのは、仕事の都合上どうしても難しい。それを差し引いても、10年ほど前までは40代・50代の姿も少なくなかった。しかし今回の選挙戦では、60代以上の高齢者の姿が目立って多い。

選挙期間中、通勤ラッシュの時間帯には主要交差点で支持者がのぼりを掲げて手を振る光景が見られるが、先日那覇市内のある交差点では、後期高齢者がずらりと並んでいた。
例えはあまりよくないが、手振りの直前、現役世代とみられるスタッフがワゴン車からのぼりを取り出し、集まった高齢者に配る様子は、まるでデイサービスの外出レクリエーションのように私の目に映った。
辺野古のキャンプ・シュワブ前で行われている抗議活動でも、高齢者が居並ぶ光景をよく目にするが、そのイメージとも重なる。

全ての演説会場を見たり、手降りを見たわけではなく、憶測にはなるが、選挙演説などを見たり、映像を見る限り、スタッフは現役世代や50代60代の主婦世代が多いところを見ると、若い世代や現役世代は直のスタッフとして動き、末端で街頭に立つ支援者は高齢者が中心になっているのだろうと推測される。

沖縄の選挙では、20年ほど前から、高齢層ほど革新・リベラル候補への投票傾向が強く、現役世代ほど保守寄りに投票する傾向が指摘されており、時間の経過とともにリベラル票が先細っていくことは予測されていた。今回の選挙戦は、まさにその局面に突入したことを示しているように思える。日本共産党や労働組合組織の高齢化はかねてから指摘されてきたが、それが目に見える形で顕在化してきたと感じる。
さらに、8年間の玉城デニー県政で、若者や現役世代を惹きつけられなかったとも言えるだろう。

もちろん、東京など都市部のリベラル層には若年層も多いだろう。実際、れいわ新選組(現・いのちの党)などは若い支持者が目立つ印象がある。しかし沖縄では、そうした層の絶対数自体が限られているのかもしれない。

玉城デニー氏本人が演説し、支援者と握手を交わす様子はテレビやネットでも報じられているが、そこに映るのも高齢者ばかりだ。一部の若いスタッフを除けば、全体としては高齢者が圧倒的多数を占めている。

投票率の高い高齢層から手堅い支持を得ていることは大きな強みではある。しかし、これほどまでに高齢者に偏り、若い世代の姿がほとんど見られないことは、深刻な課題だと言わざるを得ない。今回の選挙では、古謝氏が玉城氏に肉薄し、情勢調査によっては古謝氏が先行しているとの結果も出ている。玉城氏がこの流れを覆すには、幅広い年齢層に支持を広げられるかどうかが鍵となりそうだ。

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