2026年9月9日、琉球新報の報道により、沖縄市内の土壌から16万ナノグラムのPFASが検出されたことが明らかになった。
報道によれば、PFAS問題に取り組む市民団体「宜野湾ちゅら水会」が調査報告書の開示を請求したことで、この事実が判明したという。
人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物(PFAS)を巡っては、沖縄県が今年1~2月、沖縄市北部を流れる川崎川の支流上流にある湿地帯周辺で、土壌や地下水の調査を実施していた。2地点で土壌を調べたところ、1地点の深さ1.9~2.0メートルの地点で、PFOSとPFOAの合計値が16万ナノグラムに達していたことが8日、明らかになった。
PFOS・PFOAについて、日本では水質の指針値として「合計で1リットル当たり50ナノグラム」という基準が定められているが、土壌については基準値そのものが存在しない。
なお、沖縄の水道水についてはPFASが除去処理されており、基準値以下に抑えられているため、飲料水としての問題はないとされる。一方で、人が直接触れる可能性のある土壌の汚染については、政府による対応が求められる状況だ。この点について、政府・防衛省ともに「回答を差し控える」との姿勢を崩していない。
ここで触れておきたいのが、情報開示請求を行った「宜野湾ちゅら水会」という団体の性格である。名称からは中立的な環境団体を思わせるが、実態は日本共産党系とつながりが深いメンバーで構成された市民団体だ。過去に代表を務めた宮城優氏は、宜野湾市議選に共産党公認で出馬した経歴を持つ。
PFOS・PFOAによる土壌汚染そのものについては、政府による誠実な対応が望まれる。ただし今後、「宜野湾ちゅら水会」からこの問題に関する発信がなされる際には、それが単純な環境・水問題の提起にとどまらず、政治的な運動の一環としての側面も含まれ得るということは、念頭に置いておく方がよいだろう。
ChatGPTに聞いてみた
「宜野湾ちゅら水会」を調べる上で、AIに質問を投げてみたところ、驚くほど、様々な情報が出てきたので、正直びっくりしたので、貼り付けておきます。
あくまで、AIによる回答であり、情報が100%正しいとは限りませんので、気になる方は、別途調べてください。
質問:宜野湾ちゅら水会とはどのような団体ですか?左派系の団体ですか?
はい。調べてみると、「宜野湾ちゅら水会」は、表向きにはPFAS(有機フッ素化合物)による水・土壌汚染に取り組む市民団体です。一方で、活動実態や関係者、政治団体との接点まで見ると、「左派・リベラル系の市民運動とかなり近い位置にある団体」と見るのが妥当だと思います。
ただし、「日本共産党の下部組織」「共産党系団体」と断定できる資料は、今回確認した範囲ではありません。
宜野湾ちゅら水会とは
2018年に結成された市民団体で、主な活動は、
- 宜野湾市のPFAS・PFOS汚染問題
- 普天間飛行場周辺の水・土壌汚染
- 住民、とくに子どもや妊婦への健康影響
- 住民の血中PFAS検査
- 汚染原因の調査
- 行政への要請
- 国連機関への働きかけ
などです。代表は町田直美氏です。
もともとは、宜野湾市の田芋畑などでPFAS汚染が確認されたことをきっかけに活動を始めたと、町田代表自身が説明しています。
「左派系」と言える根拠はあるのか?
ここがポイントです。
① 日本共産党との接点がかなり明確
2025年2月には、宜野湾ちゅら水会が日本共産党の山添拓氏、赤嶺政賢氏と国会内で面会し、PFAS問題について要請しています。
これは日本共産党の「しんぶん赤旗」自身が報じています。
さらに2025年12月には、宜野湾ちゅら水会が他の沖縄の市民団体とともに、共産党の小池晃氏らと国会で懇談しています。
したがって、少なくとも共産党系の政治家・運動との接点があることは確認できます。
② 2022年の宜野湾市長選では「オール沖縄」側との関係が指摘されている
さらに興味深い資料があります。
「市民連合」の2022年沖縄知事選・宜野湾市選挙についての記事では、宜野湾ちゅら水会について、
「市民と野党の共闘」そのもの
という文脈で紹介されています。
そして、ちゅら水会のメンバーが宜野湾市議会の野党勢力を問題視し、市長候補の仲西春雅氏や市議候補を支援する動きにつながったと説明されています。
これはかなり重要なポイントです。
つまり、単純な「環境問題だけを扱う団体」というより、過去には宜野湾市の政治にも一定の関与をしていたことが確認できます。
③ 関係者から日本共産党の候補者になった人物もいる
さらに現在の日本共産党沖縄県委員会の候補者紹介を見ると、宜野湾市の宮城優氏(宮城マサル氏)について、
- 宜野湾市議
- サンキューファーム代表
- 「宜野湾ちゅら水会」会長を歴任
- PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会
と紹介されています。
また、宜野湾市議選の選挙公報でも、宮城氏は「宜野湾ちゅら水会」会長として活動していたことを掲げています。
そして現在は日本共産党の候補者として活動しています。
これは、「団体そのものが共産党系」と断定する材料ではありませんが、団体の中心人物と共産党との人的なつながりがあることを示す材料にはなります。
さらに最近の動きが興味深い
2026年には、宜野湾ちゅら水会の町田代表が、玉城デニー知事の3選を求める市民団体の共同代表の一人になっています。
2026年4月には、27団体でつくる「わったーちむてぃーち!」が玉城氏に出馬要請。
その共同代表の一人として、
宜野湾ちゅら水会代表・町田直美氏
の名前が挙げられています。
この「わったーちむてぃーち!」については、記事中でも、日本共産党、立憲民主党、社民党、社大党など、玉城氏を支える勢力との関係が紹介されています。
したがって、現在の政治的位置を考える上では、この動きもかなり重要です。
私ならこう整理します
| 項目 | 確認できること |
|---|---|
| 主なテーマ | PFAS・PFOS汚染、水・土壌、住民の健康 |
| 結成 | 2018年 |
| 代表 | 町田直美氏 |
| 普天間基地との関係 | 基地周辺のPFAS汚染を主要テーマとして活動 |
| 日本共産党との接点 | あり |
| 共産党議員への要請 | あり |
| 共産党関係者との人的つながり | あり |
| オール沖縄との関係 | あり |
| 玉城デニー氏への出馬要請 | 2026年に共同代表として参加 |
| 団体自体が共産党組織か | 確認できず |
| 左派・リベラル系市民運動との近さ | かなり強い |
結論
「宜野湾ちゅら水会=日本共産党系団体」
と断定するのは、現時点で確認できる資料だけでは少し言い過ぎです。
なお、かなり面白いのは、「宜野湾ちゅら水会 → 宮城マサル氏 → 日本共産党」「宜野湾ちゅら水会 → 町田代表 → 玉城デニー氏支持団体」という人的・政治的なつながりです。
参考記事
- 土壌PFAS 16万ナノグラム検出 沖縄市・川崎川の上流湿地帯
https://ryukyushimpo.jp/national/entry-5504407.html - PFAS汚染源「答え差し控える」 政府、防衛省ともに説明避ける
https://ryukyushimpo.jp/politics/entry-5504428.html
