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沖縄県は、オキナワモズクの新系統となる優良株「MK株」の種苗を10月から漁業者への配布を開始した。県が普及する養殖系統としては、10年ぶりに追加された画期的なニュースである。収量性が高く、太く切れにくいという優れた特徴を持ち、今後の品質向上と安定的な生産が強く期待されている。
名前の由来は「宮古島来間」
「MK株」という名称は、原産地でもある宮古島市の来間(くりま)に由来している。 県水産海洋技術センターが室内実験で良好な成長を示した株を選抜し、来間など3カ所で2022年から養殖適正試験を実施した。この取り組みには、宮古島漁協や福井県立大学なども協力している。
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既存系統を凌駕する優れた特徴
養殖試験の結果、MK株は従来の系統と比較して以下のような優れた特性が確認されている。
- 枝の太さ: 約1.2倍
- 強度(切れる時に必要な力): 約1.5〜1.8倍の弾力性
- 収量: 1網当たり約1.4〜1.6倍
近年のモズク養殖は、気象条件の変化などによって豊作や不作が大きく左右され、生産の不安定化が課題となっていた。そのため、こうした強靭で多収量な系統の登場は現場にとって非常に心強い。
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今後のスケジュールと展望
県水産海洋技術センターは、国頭や伊など県内11漁協に対して計11リットルの種苗を配布した。 当面は既存の種苗と併用しながら養殖を進める方針である。12月頃から種付けが本格化し、3〜4カ月ほどかけて収穫される予定となっている。
県農林水産部の喜屋武盛人部長は、「新系統の追加により、県内の養殖モズクの生産安定、品質向上につながることを期待する」と述べている。
県では今後、MK株の高水温に対する適応性なども検証していく方針であり、さらなる有力株の選抜に向けた取り組みも進められる。沖縄の特産品であるモズクの未来を支える新たな切り札として、MK株の今後の成長から目が離せない。
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