昨日のブログ、県知事選挙の全体を書いたが、注目された部分だけをピックアップ。
国政で保守票を食って保守層から批判の多い下地幹郎だが、下地幹郎の出馬は保守票を食っているのではなく、実は県知事選挙では玉城デニー票を食ってる可能性があるということ。
下地幹郎の出馬でオール沖縄勢力は喜んでいるとは思うが、笑ってられないのではないだろうか。
前回の知事選の得票データを詳細に分析すると、実際の影響は保守票より革新票を食っている側面が見えてくる。
彼の出身地である宮古島市と全体の獲得比率だ。
沖縄県全体
玉城デニー:339,767票(50.8%)
サキマ淳:274,844票(41.1%)
下地ミキオ:53,677票(8.0%)
宮古島市
玉城デニー:8104票(39.4%)
サキマ淳:7901票(38.5%)
下地ミキオ:4517票(22.0%)
グラフにするとこうだ。

下地ミキオ氏の出身地で、最も彼の支持者率の高い宮古島市で下地氏が22.0%の票を獲得した際、自民推薦のサキマ氏の得票率は県全体(41.1%)からわずか2.6ポイントしか減っていません。一方で、玉城氏は県全体(50.8%)から11.4ポイントも得票率を落としています。
このことから、下地氏に投票した層は「イデオロギー(保革)」によるものではなく、「同郷(宮古)だから応援する」という無党派層が多い。
もし下地氏が出馬していなければ、玉城氏に流れていた層が多く含まれていると考えられる。
宮古島市では、あきらかに玉城デニー票を食っているのが目に取れる。
そもそも、自民党を支持する保守層は、下地氏を支持していないのは明らかだ。
それでも国政で保守層を食ってきたのは、自身の親族企業の大米建設が最大の支持母体だったからだ。
今回も大米建設が支持基盤であれば、建築業界の一部は下地氏に投票すると思われるが、今回の知事選で大米建設は、古謝玄太氏の支持を表明しており、大米票が下地氏に流れることはない。
今回下地氏に流れる票は、無党派層や反自民、反保守の票で、自民には入れたくないから玉城デニーに投票する人や、なんとなく玉城デニーに投票しようとしていた人が、第三極に流れるパターンになるのではないか。