「ジャングリア沖縄」の運営会社の親会社であるジャパンエンターテイメントホールディングス(JE社)は30日、那覇市内で株主総会の継続会を開いた。9月に開いた株主総会では決算の承認を得られなかったため、今回あらためて継続会が開催された形となる。
今回の継続会には、企画・プロデュースを手がける「刀」の森岡毅代表も出席した。 終了後、森岡氏は報道陣に対し、「真摯(しんし)な話し合いをさせてもらった。前向きに動かしていく」「事業をしっかり進めていきたい」「事業を何としても軌道に乗せる」などと語った。しかし、具体的な経営改善策や「刀」の撤退の噂に関する質問には答えず、会場を後にしている。
株主総会後にはメディア向けの説明会も開かれ、今後の事業運営について詳細が語られた。 その主な要点は、金融機関からの追加融資などによって財務基盤の安定化を図っているという点だ。また、今期(2026年7月~2027年6月末)の目標集客人数(パーク&スパ累計)は63万8千人、売上高は56億8千万円を目指すことが表明された。これは前期の100万人の半数に近い水準の目標となっている。 「減少している入場者数でもしっかり利益を出すための構造改革を進めている」と説明されており、この意欲的な目標値で確実に運営できる体制を目指すとのことだ。
ただ、ここで懸念されるのが、肝心な「新たな出資者」が未だに見つかっておらず、現在も引き続き募集を続けているという状況である。 10月には、全額政府出資の沖縄振興開発金融公庫から30億円の融資を実行されたが、これは新たなスポンサーが見つかるまでの間のいわゆる「つなぎ融資」にすぎない。現時点で新たな出資者が確保できていないとなれば、今後も楽観視できない厳しい状況が続いていると言わざるを得ないのではないだろうか。
今後の資金繰りや事業の行方について、引き続き慎重に注視していく必要があるだろう。
